交通事故やスポーツ外傷で発症する“むちうち”、受傷直後は頸部痛、頚椎運動制限、悪心、頭重感などですが、数時間~数日して上肢痛、上肢のしびれ、頚部・肩のこわばり、頭痛、後頭部から眼窩部に鈍痛や放散痛を来すことが多々あります。長期間症状が改善されない例では,めまい,耳鳴り,眼精疲労,嘔気など多種多様な愁訴のわりにはX線、MRIなど他覚的所見に乏しいのです。(触診により頚椎の歪みは明瞭に判ります)
追突事故や後方よりのタックルでは、頚部は過伸展ついで屈曲して頚椎6番7番を損傷します。
正面衝突や急停車では、頚部は過屈曲ついで伸展して上部頚椎を損傷します。
南龍整体術の施術法
受傷直後は安静が大切。整体はしません気功で対応します。数日して患部の炎症が収まれば施術できます。触診により頚椎7番から1番までの各椎骨の回転や側湾等を診断します。胸椎と腰椎を診ます。ほとんどの場合脊柱側湾があります。先ず、股関節・骨盤を正確に矯正します(最も時間をかけます)。腰椎・胸椎を診て、頚椎の矯正をします。関口流柔術誠武館富田派に伝承する400年の伝統:頚椎治療技(門外秘)により施術します。
後頭部痛、肩甲骨内側の痛みや肩、上肢、手指への放散痛やしびれ。
頚部の椎間板がつぶれ髄核が飛び出し、頚髄神経根を圧迫することで,罹患神経領域に知覚障害,筋萎縮をもたらします。30~40歳台に多く発症します。
南龍整体術の施術法
椅子に座っていただき頭からお尻まで脊柱のゆがみを診察しヘルニア箇所を診断します。股関節、仙腸関節、仙骨、腰椎を精密に矯正し(骨盤の水平垂直位)歪んでいる脊柱(脊柱側湾)を矯正します。この時点でヘルニアの症状は軽減します。ヘルニアには手を触れず、または軽く手を触れて、気功施術をします。
脊柱管を構成する頚椎や椎間板が加齢により変性、変形し、神経を圧迫する。
1.脊髄から枝分かれした神経根を圧迫すると①神経根症。頚部から肩、腕から手にかけてのしびれ、痛み。(左または右、片方に発症)
2.脊柱管狭窄で内部の脊髄本体を圧迫すると②脊髄症。手指のしびれ、こわばり、足のもつれ、排尿障害。(左右両方同時に発症)
南龍整体術の施術法
"頚椎椎間板ヘルニア"の施術法と同じです。
効果:
①は、症状が改善されます。椎骨のねじれが消え神経根圧迫が軽減します。
②は、脊椎管狭窄と診断された場合でも、該当する椎骨の上下関節が回転歪みを伴っている場合、施術して症状が軽減する事例が多々あります。
骨密度は加齢により低下してきます。骨の密度が基準値以下になると骨粗鬆症という病気になり、容易なことで骨折する可能性が生じます。脊椎は体幹を支持している組織です、骨粗鬆症になると軽微な外傷や知らず知らずのうちに脊椎が潰れてきます。これを圧迫骨折といいます。非常に強い痛みがありますが、通常は潰れた脊椎は潰れたままの状態で骨が癒合し、少し変形を残す程度で治癒し、疼痛も軽減してゆきます。しかし、一部骨の癒合状況が悪く骨がつかないで偽関節という状態になることがあります。この状態で体を前後に曲げてレントゲンで調べてみると、偽関節部分は開いたり閉じたり異常な動きを呈しており、いつまで経っても痛みが治まらないという状況を来たします。偽関節を生じている部分の骨の癒合が進めば痛みは無くなります。
南龍整体術の施術法
背骨の土台である 股関節・仙腸関節・仙骨を整体で調整し骨盤の水平垂直位を確保した後、痛みの生じている椎骨に対し、気功により骨髄の血行を良くし骨の癒合を促進します。
クビの痛み、肩こり、腕のしびれ、だるさ、運動制限(上を向くと痛い)、頭痛、頭重感など。
ひどくなると、めまい、耳鳴り、吐き気、脱力感。
頚椎の生理的前彎の消失。下半身の筋肉が衰えた現代人は、骨盤の前傾を保持できず、脊柱のS字状の生理的彎曲が崩れて猫背になり、頚椎は直線になっています。スマホに夢中な人、長時間デスクワークをする人に多発しています。
南龍整体術の治療法
股関節・仙腸関節・腸骨・仙骨・腰椎を精密に調整し骨盤の水平垂直位を確立する。腰椎の前弯が保持され脊柱のS字型が出来た時点で頚椎の前弯ができている。長年の歪みが残っていれば頚椎、頭蓋骨を調整します。
眼精疲労やドライアイ、視力低下、頭痛、首こり、肩こり、手のしびれ、手指の痛み。
使いすぎによる眼科の症状と姿勢の問題(ストレートネック)。長時間スマートフォンなどの携帯情報端末を操作・閲覧することにより発症する。
南龍整体術の治療法
ストレートネック(*前記事参照)を施術した後、眼科的症状には気功を施術します。