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脳卒中(12年前)、左足先感覚なし(5年前)、ヘルニアX線(2か月前)、腎臓透析直前

78歳男性。関空の近くにお住まい、特急「はるか」で京都へ、京都駅から当院までTAXIで来院。

脳卒中は右脳のため左半身に障害が残ったとの事、リハビリを熱心にされたようで杖で歩くことが出来る。しかし、左膝が曲がらず伸ばしたままで身体は相当右に傾く。

診断:座位で左肩が上がり右肩が下がり、首筋で約5cm、肩甲骨の位置は約10cm違う。腰椎L2,L3,L4が膨隆して左側弯。L5,L4間のヘルニアが疑われる。胸椎の捻じれは少ない。

背臥位で足肢は左が内旋して約1cm短い。上前腸骨棘は患側の左が健側の右より約5cm低い。左膝は下腿外旋指1.5本のずれ。左股関節・膝・足首は拘縮している。本人曰く「力をぬけないいんですわ!」。院長曰く「古流柔術は力を抜く稽古です」。「整体も力を抜く施術です」。

治療:下肢と骨盤調整を施術します。その後、腎臓の気功をします。と説明して、

①脳卒中の左足先の知覚障害を調べる。足先に江戸時代の小児麻痺の治療法”さすり”をしたところ全く感知できない。特に小指。そこで親指から順に牽引したところこれは知覚できている。南龍の「基本型1」足関節の可動域の改善、「基本型4」下肢・足底の血行促進、四肢編の「足関節」,P12・P15・P19など施術した。テイシンで親指から小指及び足のあちこちの知覚をチェックした。脳への伝達が多少改善したかもしれない。

②膝関節の調整:下腿外旋のずれを正しい位置に戻し、拘縮した筋と腱を秘の当で柔らかくする。

③骨盤:上前腸骨棘の左右バランスを調整

④股関節:拘縮した左股関節を気功で調整、両膝を立てて調整するとき直角よりお腹側に柔らかく曲がったのには患者さんがビックリ。

⑤腹臥位になって基本調整で、上後腸骨棘・坐骨・仙骨の位置がすべて逆転した。

⑧初回は、骨盤の水平垂直位の調整で終了。(脊柱は触らず)

⑨腎臓は気功で治療。

check:治療が終わって立ち上がられたら、左右の肩の高さがほとんど同じ。

足首も膝も股関節も来院時より格段に柔らかく可動範囲が増大した。

院長の一言:腎臓透析は、医者の言いなりにならず自らの意志で決めて下さい。生命力は偉大です。なかなか死ねません。腹六分目、加工食品を避け、有機栽培や自然食品を、よく噛んで頂きましょう。毎日歩きましょう。漢字「」は口と膝まづいた足を表しているのです。

日本古武道伝_南龍整体術_ミロク気功整体院 河本馨