
70代女性
主訴:3か月前から右膝の内側痛、痛みで夜中に3回は目覚める、起床時も痛い、立ち仕事で料理を運んだり、階段の昇降時に痛みが出る
これまでは整形外科で鎮痛剤を処方してもらっていた
友人のコタニさん紹介で来院
診断:右膝関節は健側の左と比較して
①発熱あり(炎症)
②腫れている(以前、整形外科で水を抜いたことあり)
③関節の骨格が微妙に相違する
④患側は下腿外旋(南龍整体術用語)
施術:
①膝関節の調整で下腿外旋を矯正
②股関節と骨盤の矯正
check:
右膝の痛みは無くなる
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翌日、午後に2回目の来院
先生、
昨夜は久しぶりに熟睡できました、
起床時も痛くなかったんです、
仕事をしたら少し痛くなったので来ました
施術:
坐ってもらい、
気功による瀉補、
気針による下腿外旋の矯正、
治療ベッドにて、
健側に比して膝が完全に伸展しない
南龍整体術」四肢編」6p~8p
治療法A、別法、女中膝、老人、を施術し、
半膜様筋(脛骨内側顆の後内側面⇔坐骨結節=濃緑)が緊張し強く当たるが健側と同じになるまで施術した
右足関節が底屈捻挫の古傷があり固く硬縮していたので、牽引して柔らかくした
歩行が楽になると思う
股関節と骨盤の徹底した矯正(約20分間)
check:
患者「あっ、細くなっている!」
膝の腫れが無くなり健側と同じ太さに(院長も実はびっくり:初体験)
発熱も若干少なくなっている(健側は院長より冷たい、患側は院長より暖かい)
勿論、痛みは全くない
考察:
膝の腫れが解消したのは、下腿外旋が完璧に矯正された結果だと思う
膝を直角に曲げた状態で裏内側にあたる筋が半膜様筋である
是が健側と同じ硬さになるまで施術をしたのが好結果をもたらした
日本古武道伝_南龍整体術_ミロク気功整体院 河本馨
参考図

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