整形外科で変形性股関節症と診断されて20年以上になる。杖を突いて少しは歩行できる。毎週、水中歩行のトレーニングをしている。
主訴:①両股関節の痛みと機能障害
②左右の仙腸関節から坐骨への痛み
③左右の膝裏の痛み
診断:①左股関節の方が重症である
背臥位で足指は真上を向く
内旋して3cm短い
牽引すると左股関節が痛い
両足趾を開くと約30cmで左股関節に痛みがでる。開脚不可能
②骨盤の歪み、背臥位で
上前腸骨棘は、左が右より約3cm頭上方向にある
上前腸骨棘は、左に比し右が床面より高い
③骨盤の歪み、腹臥位で
上後腸骨棘は、左が床面より高い
坐骨も、左が床面より高い
④骨盤の歪み、腹臥位で
仙骨は、左へ大移動している
⑤左右の足趾は、ともに内反足である
施術:足を動かそうとすると股関節が痛む。一瞬、どうやって股関節にアプローチしようかと思案すると、患者から「気功出来るんでしょう,,,」と云われてしまった。
股関節は、力を使わず意識のみで施術することが出来た。こういう患者が「用意不用力」の実践を体験させてくださる。感謝!
上前腸骨棘の左右3cmの差も、意識の操作で0cmになった
仙腸関節の基本操作は股関節の痛みで出来ないので、気功で左右の大転子の位置を等しくした
仙骨は整体の型を意識の操作で行った(60~70%改善)
施術60分経過したので、身体への負担を考慮して、初回の施術は終了した
院長のcheck:立ち姿が美しくなった。左肩甲骨が右より1cm高かったのが、左右等しくなったのを確認。
しかし、患者を観察したところ、「直ちには、効能は感じられない様である」
患者の声:はじめ心配だったが、施術の痛みが、なかったので安心ましした
施術の2日後、症状確認の電話をした
「痛みはあるけど、炎症用の湿布を張ってもらうとき、主人が、お尻の形がペロンやったのがアップしている、といわはった!」
院長の一言:次回(4/25)の施術は、
仙骨の調整を100%にした上で、腰椎の左回転歪みを矯正します
痛みを和らげられる診断と施術を勉強します
日本古武道伝_南龍整体術_ミロク気功整体院 河本馨
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