
30代女性
病院でMRi検査により頚椎症、胸郭出口症候群と診断された方
初診では左腕は水平までしか上げられず、常時しびれが腕から指先まである
夜、痛みで仰向けに寝られない状態でした
ストレートネック、上向くのが辛い
来院15回の今日は、
主訴は首から肩にかけてこっている
左腕は真上まで上がるし普通にしていれば指のシビレも感じない
しかし、左肩は未だ問題を抱えている
①胸鎖関節が健側の右に比べて前方にずれている
②脇の下の大胸筋が健側に比べて拘縮している、強く触ると左手指にしびれが出る
③上腕骨の骨頭が健側に比べて前方に出ている
次に、脊柱を診ると、
頸椎は左側の筋が拘縮しC6は右回転性亜脱臼、C7は左回転性亜脱臼
C6に触れると左手指にしびれを感じる
胸椎は図の如く複雑に歪んでいるTh4に触ると痛みを感じ指にしびれを感じる
腰椎は図の如し、腰は違和感なく大丈夫である、
施術:
①肩関節の調整
②股関節と骨盤の調整
③脊柱は腰椎L5から順番に胸椎そして頸椎C1迄調整
特に、Th12からTh1の矯正に時間を用い優しい施術を心がけた、
胸椎は力を使って矯正すると、気分が悪くなる症状が出るので要注意
南龍整体術の「用意不用力」が肝要である
④頸椎の牽引
⑤check にっこり笑顔!
院長の一言:肩関節の施術に一段の感覚を習得したい
魚釣の極意「魚が用心しながらえさにツンツン当たるのに合わせて吊り上げる様な」
上腕骨頭がグニューと動くのを感じた時は完璧な施術が出来ている
下丹田の氣を背中へ透す手は感覚器に徹する
日本古武道伝_南龍整体術_ミロク気功整体院 河本馨
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