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臘八示衆第2夜_目頭が熱くなった_法界定印はnot手but背中で結ぶべし

私は40年余り、結手構えで坐禅をしてきました。2014年臘八大接心第2夜の提唱を拝しながら坐禅の形にはまった、と感じました。如来座(結跏趺坐)で丹田を圧迫しそこから氣を尾骨・仙骨・腰椎・胸椎1番まで上げてゆき肋骨を経由して胸骨・鎖骨・肩甲骨へと気を通す。この時は結手構えである。次に、ゆっくり胸郭が膨らむ意識を胸椎1番から順に仙骨まで下げてゆくと、結手の手が左右に引き伸ばされて親指がずれてゆき終に指先どうしが、つかず離れずの位置にくる、法界定印の完成である。肘を意識の操作で下げると、丹田が強烈に意識される。がちっとはまると、まさに丹田・丹田・丹田の感覚になり脚のこわばり感が消えてしまった。坐禅40年にして初めて、坐禅は安楽の法門である、という、祖師方のことばがガッテンできた。提唱が終わり、四弘誓願を唱えながら、目頭が熱くなった。

日本古武道伝_南龍整体術_ミロク気功整体院 河本馨