以前から、肩こりと首のこりで来院される患者さん。
診断:いつもは腰椎が前弯しているのに後弯している。又、腰椎の棘突起がいつもは確認できるのに分厚い肉に包まれて直接触れない。これは腰椎が正常な位置からずれている証拠です。
坐骨神経系や鼠蹊部の神経系は胸椎Th12から腰椎L1・L2・L3・L4・L5が関連している。
治療:気功でTh12・L1・L2・L3・L4・L5の歪みを調整した。痛みは軽減したが違和感が残るとのこと。整体により股関節と骨盤の調整をしたが未だ腰椎の棘突起が分厚いものに覆われている。L5の棘突起を左回転性亜脱臼と診断し施術したら、左頭の耳の上が痛くなったと申告された、L5の横突起を確認すると右後方亜脱臼である。診断を誤ったのだ。右後方亜脱臼として施術すると頭痛は無くなり起立筋の緊張がゆるんだ。L4から順にTh12まで調整する。
check:歩行時の坐骨と鼠蹊部の痛みは解消した。
院長の一言:自律神経の働きは驚異的で仙骨を調整すると脊柱が動きます。L5を動かして頭痛が発生することはあるのです。逆に頸椎を調整して腰椎が動きます。当院では、股関節から始まり下から上へ調整しますが最後は必ず座位または立位で骨盤と腰椎を確認いたします。
関口流柔術の南龍整体術は万が一、診断を誤っても、危険を伴わない、安全な施術法です。ゴツンと当たるのではなく、ピタッと吸い付くような施術です。これを「そくいづけ」と云います。
「そくいづけ」(続飯つけ)=相手の攻撃にピタッとくっ付いて脳の判断を狂わせ無力化する高度な技です。
日本古武道伝_南龍整体術_ミロク気功整体院 河本馨
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