50代女性。高校生で側弯症に気付いた。以来、肩こりがひどかったが腰痛は無かった。最近、腰痛になり、脊柱側弯も診てもらいたいと来院。
3回目の治療で腰は楽になり、長時間座れるようになった。
脊柱側弯は、骨盤の歪みが最大の原因。
右股関節は外旋して1cm左より短い(変形)。仙骨は左にずれて固まっている。腰椎は右に側弯し膨隆している(後方亜脱臼)。上部胸椎が左に側弯して膨隆(左後方亜脱臼)。上部頸椎が右後方亜脱臼。
院長の反省:”用意不用力”の逆をやってしまった。
前回(第23回)施術にて右に側弯し右後方に膨隆した腰椎を整体施術で膨隆を無理やり矯正し、胸椎も頸椎も同様に矯正し脊柱を真直ぐにして、これで良しと判断したのが間違いであった。(院長の自己満足)。
当院から京都駅まで歩くうちに、今まで経験しなかった腰中央部に痛みを感じたとのこと。屈んだ姿勢で痛んだとのこと、また、首の左側にアイッタッタという痛みを感じたとの事。1日か2日で痛みは消えたとのこと。11日後の今は、肩こりがひどいとの事。
診断すると:骨盤の歪みと・脊柱側弯は元に戻っている。<戻った時点で痛みが消えたと推測する>、頸椎左側に硬い筋がある。<肩こりがひどい主訴の原因>。
今回の施術:治療ベッドにて股関節・骨盤の整体。座位にて仙骨から脊柱を上に向かって順番に頭蓋骨まで気功。気功施術中に腰椎・胸椎の旋回による膨隆が減少するのを感知出来た。終わって頸椎の横突起を探ると硬い筋は無くなり、棘突起の起立筋は柔らかになっていた。

今回、気功治療にゆるぎない自信を以ていどめたのは、2日前の「南龍気功勉強会」に出席し、御宗家寺西弘陽師の1m余り離れた場所からの明るい強烈な気を右膝に感応したからである。
私はOさんと組になってお互いに稽古して居た。私の右膝は数年前から痛む。Oさんが私の膝に気功し、御宗家に質問した時、「そのまま手を当てておきなさい」、と云われて、離れた位置から、気を送られた、突然、電気のスイッチを入れたように、強烈で明るく感じる気が足に流れた、そして電気のスイッチを切る如く終わった。気の流れは激しかった。
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ」崇徳院。
写真は南龍整体術南龍気功術_御宗家寺西弘陽先生
日本古武道伝_南龍整体術_ミロク気功整体院 河本馨
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