
新潮新書「ドイツ人少年(迷える者)の禅修行」216Pより
”外国人参禅者のための修行の手引き書”として24歳のとき無方さん作成。
安泰寺の修行は、優雅な遁世者の生活ではない。癒しを期待していても、そういったものは皆無だ。ここでの一日24時間は、あなたの人生を菩薩修行として創造してゆく時間に他ならない。そのため修行者が和合を狙うのは勿論だが、人助けされたりはしないので、あなたの修行をあなたがしなければならない。
いちばん大事なことは、あなたの方へ仏道を引き寄せるのではなく、あなたの身をも、思いをも、すべて仏道の方へ投げ入れろこと。
そのためには先ず自分は何のために来たのか、ここで何をしようとしているのか、をハッキリと自覚すること。
あなたが今生きているこの瞬間の命のほかに期待するものが一つでもあれば、必ず失望するだろう。
私はここで何をしようとしているのか、、、。修行はこの問いから出発しなければなりません。
河本院長は、雲水時代の無方さんに1度そして安泰寺のネルケ無方堂頭に1度お会いしました。
ネルケ少年の夢と希望と苦と迷い、禅の御修行が頼もしくうれしく感動しながら「迷えるの者の禅修行」を読破しました。
2014年10月8日には安泰寺の御祖師がたの遠忌法要が厳修されます。
日本古武道伝_南龍整体術ミロク気功整体院 河本馨
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