
人類が二足歩行を獲得して直立し、重い頭脳を獲得したことは長所である。その代償として腰痛や肩こりや頭痛を患うことになった。骨盤の形状が多少変化しただけで脊柱は脊椎動物と同じである。椎骨の上関節突起と下関節突起のかみ合わせは四足で歩くと重力により完全にかみ合って運動するたびに歪みは自動調整される。二足歩行すると上関節突起と下関節突起はずれると益々ずれが大きくなる。それ以上歪まないように自律神経が働いて脊柱を支える筋肉や腱を固くして保護する。これがこりとなり痛みとなる。あるいは、脊柱から出ている神経根を圧迫してその支配域にしびれや痛みを発症する。
治療は、触診で股関節を確認する。大転子を確認する。左右足趾の内旋・外旋を調整し足の長さを左右同一にする。左右股関節の位置を足の長さ方向で揃え且つ床からの高さも揃える。最後に四足歩行の原理を応用して正しい位置に股関節を矯正する。南龍整体術の秘伝です。
日本古武道伝_南龍整体術ミロク気功整体院 河本馨
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