
昔あるところに、おばあさんがいて、人の病気をよく治した。患部に手を当てて
おおむぎしょうずにしょうごしょう「大麦小豆二升五升」と唱えるとどんな病気でも治ったという。人のいい坊主がいて 婆さんや!それはな!金剛経というありがたいお経にある
おうむしょじゅうにしょうごしん「応無所住而生其心」だと教えた。婆さんは喜んで礼を言った。
以後、婆さんが患部に手を当てても、病気は治らなくなった。
おばあさんは誰かに教わったのを聞き違え、それが尊いお経と信じ切って全身全霊を挙げて
おおむぎしょうずにしょうごしょう と唱えながら手を当てたから病気が治った。
このお話は、気功治療の要諦を示唆している。
南龍整体術気功術_寺西弘陽御宗家から伺った御話である。
日本古武道伝_南龍整体術ミロク気功整体院 河本馨
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