
河本院長は朝8時の「臘八示衆」提唱と夕方16時から18時まで「昏宵」坐禅に参加させていただきました。院長の重要な気付きは2点ありました。
第一は「足首(あしくび)」
第二は「目を大きく見開く」
足首は、第4夜示衆に曰く数息観に六妙門あり、所謂「数・随・止・観・還・浄」なり、、泰巖老師が提唱の何処でおっしゃったのか記憶にないのですが「足首」が胸に響きました。足関節が私の感覚でしたが解剖学的で活動力がありません。足首は生きています活動します。足首を意識すると歩行が速くなりました。脊梁骨を豎起し易いです。便利な世の中になり私たちは足首を忘れていることに気づきました。
目を大きく見開くは、第5夜示衆に曰く参禅は只但勇猛一機なり、菴原に近頃平四郎という者あり。
豎起脊梁骨握兩拳瞪雙眼、純一坐禅妄想魔境蜂午紛起法戦一場、終得斷命根深入無想定、
瞪は目を見張る雙眼は兩眼、老師は達磨も白隠さんも兩の目を大きく見張っておられる、と、坐禅の指導では半眼とされるが私は眼を閉じていることが多い、すると自分意識が増大する自分を除いた全世界が見えていない、昏宵坐禅で瞪雙眼を実行したところ「不思議」別世界にはいった、空気を目で感じる大自然が写っている静寂だ思考が止まっている、数息観第二「随」とはこれかな!「数息漸熟唯任出入息入三昧是謂随」

釈迦出山図(白隠禅師筆)
成道会12月8日午前7時法堂
臘八大接心に参じたもののみが感得する静寂で清浄で清冽な世界の法要であった、河本院長は来年もし命があれば鶏鳴まで座ると決意した、
その昔冬夜席で、私問「佛祖不傳妙道」、素堂老師曰「わしゃしらん!」ややあって「河本君 それがわかるまでここへくるだろう」、
コメントをお書きください