
真不立,妄本空,有無俱遣不空空,
二十空門元不著,一性如來體自同。
心是根,法是塵,兩種猶如鏡上痕,
痕垢盡除光始現,心法雙忘性即真。
嗟末法,惡時世,眾生福薄難調製,
去聖遠兮邪見深,魔強法弱多恐害,
聞說如來頓教門,恨不滅除令瓦碎。
作在心,殃在身,不須冤訴更憂人,
欲得不招無間業,莫謗如來正法輪。
澤木興道老師「證道歌を語る」

眞をも立せず妄本空なり
有無俱に遣れば不空も空なり
眞と妄と
「しんをもりっせずもうもとくうなり」。此の眞とは一體なにか、妄とはなにか、梟に訊けば夜を昼と云ふであろうし、魚に尋ねれば人を溺らす水が命の親であろう。だから眞妄とは人間が仮に定めたもので、本當の世界に、は眞もなければ妄もない。信心銘には「眞も求むることを用いざれ、唯須らく見を息むべし」とある。
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